2019年01月15日
四十九日というのは、故人が命を落としてから49日に至るまでの間ということを意味します。死後の世界においては死亡してから7日毎に7回、あの世で生前の罪を裁く審判が施されると言われていて、それ自体がフィニッシュするのが49日目と定められています。
この間を中有あるいは、中陰ともいいます。49日目については中陰が満ちる日、他の言い方でいうなら満中陰といい、一切合切の審判を終了した魂は自宅を離別して極楽へと出発すると言えます。遺族にとりましても49日に関しては、その日を以って日常スタイルへと戻る忌明けの日になります。
親せき並びに生前故人が親しかった知り合いを招へいして法要を営むことになります。このことが四十九日法要になります。四十九日法要のみならず、初七日の法要であるとか三十五日法要など法要を行う局面はありますが、ここに来て葬儀日後に初七日の法要まで終わらせることも増している中、四十九日法要自体が、葬儀後に実施するはじめの大規模な法要というケースも増えてきています。因みに、法要に関しての捉え方につきましては宗派によりましても解釈は違います。ひとつの例として浄土真宗においては、臨終と共に仏になると考えていることから、追善供養ではありません。