火葬場で火葬だけする簡潔な送り方の直葬とは

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2018年08月28日

直葬と言いますのは、通夜式及び葬式が無く火葬のみを実施する葬儀スタイルを言います。現在、都市ではおおむね2割〜3割の遺族が選んでいるといわれています。直葬の直という文字を目にすると、医療施設や家からダイレクトに火葬場へと運ぶことをイメージしますが、必ずしもそんなことはありません。

人間が息を引き取ると24時間については火葬不可能ですが、医療施設の霊安室に多くの時間預かってもらえる事は少なく、加えて安置所が存在しない火葬場へは、火葬直前しか連れていくことができません。安置室が準備されたケースであれば、医療施設からダイレクトに入ることも出来ますが、多くのケースは葬儀社の安置室に安置します。

直葬と耳にするとそっけない印象ではありますが、非常に多くの葬儀社において直葬を火葬場で別れの儀式を行なう見送り方と考え、火葬式として紹介しています。主な親族が炉前に集まって、ひとりひとりが花を手向けてお別れをし、炉に入るまで見送って完結になります。

とりわけ故人が大往生で多くの知人が先に鬼籍に入っている場合や集まる親戚が多くない、遠方に居を構えているなど、参列者が少なくなると、直葬を選択することが多いです。

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